緩やかに朽ちてく僕の世界の片隅に

僕の中で紡がれた物語や思考や独り言がこぼれ落ちて霧散するまでの記録

一夜で消える儚い夢だからこそ

「W―KEYAKI FES 2021」はオンライン視聴でしたが観れました
最高、至高以上の称える語彙を持ち合わせておらず、いつも通りの感想になってしまうのでその辺は割愛します

パフォーマンス以外の部分で語るなら、櫻坂と日向坂がKEYAKIの名前を冠して共演するなら当然欅坂の曲を期待してしまうのも分かりますし、欅坂からのファンなら皆さん個人個人違う想いを抱えているわけですから今まで心の底に沈殿させていた想いが爆発してしまうのも分かります
今回のステージが賛否両論だったのは仕方ないかなとニュースサイトをぼんやり眺めていました

僕個人としては「今一緒にやるのはコンセプトが違うから厳しいかな」でした
どちらも最高でしたよ?
でもそれはどちらもであって、相乗効果は発生しないかもなと観ていて思いました

僕は欅坂のファンで、引き続き櫻坂を応援しているわけですが、日向坂はネガティブ要素は何一つ無くともファンとは言い難い状態でして

けやき坂の勝手に思っていたコンセプトは置かれている状況への反骨心や日が当たる場所への渇望だったんですよ
『イマニミテイロ』『期待していない自分』『約束の卵』『最前列へ』などが顕著でしたかね

それだけじゃなく本人達が言っていたハッピーオーラがネガティブに負けないポジティブさを表現していましたね
『JOYFUL LOVE』『ハッピーオーラ』などはけやき坂終盤で柔らかな光を連想させる日向の様な楽曲で、日向坂に改名した時はぴったりだなと思ったものです
話と全然関係ないですが『抱きしめてやる』は名曲です

けやき坂のコンセプトが欅坂と血を分けた兄弟(この場合は姉妹ですかね)のようで好きでしたが、日向坂は欅坂から離れたわけで違うコンセプトになるのは致し方ないのは重々承知の上で、僕が好きだったけやき坂のコンセプトでは無いというのが本音です

かと言って上記したように、日向坂を嫌うようなネガティブ要素は一切無く、表題曲はアイドルらしく可愛らしい曲が続いているもののカップリングにはかつてのハッピーオーラを連想させる僕好みの曲も入っていました

それが『君のため何ができるだろう』『好きということは…』の2曲でした
ただの恋愛ソングじゃない元気させてくれる曲で、こういう曲が増えていけば良いなと思っていました

まさかどちらもアルバムに入らないとは

1stアルバムで、タイトルも『ひなたざか』
名刺代わりのCDに収録されないという事はその2曲は日向坂のコンセプトからは離れているという事なのでしょうね

しかもずっとセンター一番似合うと贔屓している推しの佐々木美玲さん
アルバムセンターになったと思ったら『アザトカワイイ』???
いや佐々木美玲さんは笑顔も最高ですしハッピーオーラの体現者ですよ?
でも僕が望んでいたのは『期待していない自分』で見せた凛として立つ姿なんですよ
運営さんはもう一度あの表情を思い出して!と「欅共和国2018」のBlu-rayとユニエアでヘビーローテションするわけです
日向坂の映像は共和国しか持っていませんので…

長くそんな感じで日向坂は追ってはいるもののファンとは呼べず、欅坂(けやき坂)時代の曲をやらないのではあれば一緒にやるのは厳しいかなと
もちろん欅坂(けやき坂)を好きだった僕としては両者が揃っているだけで感涙モノなんですが、あくまでパフォーマンスとして観た時の話ですね

櫻坂と日向坂はコンセプトが離れて今はそれぞれに違うファンが居る状態ですから、昔を懐かしむファン以外には受けにくいのではないでしょうか

違う道を歩き出した二人がまた出会えた一夜で消える儚い夢の様でした