緩やかに朽ちてく僕の世界の片隅に

僕の中で紡がれた物語や思考や独り言がこぼれ落ちて霧散するまでの記録

あの頃僕は確かにそれぞれの世界で旅をしていた

僕の世界観の拡大において影響が強かったのはゲームと小説でした

アニメは今も昔もほとんど観ないし、マンガは読みますがファンタジーマンガ・・・ファンタジーコミック・・・うーん冨樫義博さんは好きなので「幽遊白書」も「HUNTER X HUNTER」も読んでますが影響を受けたかと言われると分かりませんね
あと思い当たるのは「摩陀羅」や「精霊使い」でして、どちらも世界観は素晴らしいと思いますがあれは著者の世界観ですね

小説の始まりは記憶が曖昧ですが多分「スレイヤーズ」でしょうか
あの頃のライトノベルは今のような萌えを押し出すようなジャンルではなくファンタジー、SFが多かったと思います

神坂一さんの小説はほとんど読んでいるはずです
今見返すとちょっと内容が浅いなと感じることが否めませんが当時はハマりましたね

その後、冴木忍さん、秋田禎信さん、小林めぐみさん、上遠野浩平さんなどを読み漁り、ラノベの定義が変わってしまった近年でも冲方丁さん、時雨沢恵一さん、渡瀬草一郎さんの3人だけは読んでます

その中でも絶大な影響を受けたのは小林めぐみさんと冲方丁さんの二人ですね
冲方丁さんは「天地明察」で有名になりましたね
今でも読める本が多いので多くは語りませんがファンタジー目線では「カオスレギオン」と「シュピーゲル」シリーズは今まで読んでたラノベは何だったのかと思うほどの圧倒的なストーリーと熱さで気抜いたら置いていかれるぐらいの勢いなのでご注意を
冲方丁さんほど鬼才という言葉が合う人を私は知りません

小林めぐみさんは今はもう執筆していないようで残念です
私の世界観構築の初期に出会い、今で言う没入感が凄い作者でした
ねこたま」「まさかな」の独特な世界観
「君が夢、河を上りて」の戦うだけのファンタジー小説とは一線を画するストーリー
悪く言えば、十把一絡げの似たり寄ったりオリジナリティにかける作品が頻発するファンタジーラノベ全盛期において、まごうことなき天才だったのではないかと
Kindle版で再販してるようなのでまた読んでみようかな

番外編として冴木忍さんの「〈卵王子〉カイルロッドの苦難」も素晴らしかったです
全9巻なのですが全編通して一つの物語という感じで、1巻から3巻あたりまでは緩いストーリーだなと平凡な感想でしたが、ラスト4巻はまさに全編クライマックスって感じで徹夜で一気読みしました

改めて考えるとコミックからは影響を受けにくいってこともそうなんですが、その世界観を想像(創造)できるかどうかが一種のラインになってる気がしますね
コミックは視覚的に世界観が見えてしまうので想像する余地があまりないと言うか著者の世界観をそのまま見せられているだけなので私の世界ではないのでしょう
活字は無限に想像できますから
ゲームに置き換えても、与えられる享受するだけのオフゲより自分の思考で動けるオンゲにハマったのは必然だったというわけです